2012年1月7日土曜日

感性論哲学の命題【感性は人格をつくる】

人間は人格を持って生まれるのでなく、生まれた後に努力して人格を獲得して人間になる。
人格の柱は理性ではない。
理性は、作為的であり技術の能力であり、人格は技術ではない。
理性は、嘘をつけるが、感性は嘘をつけない。
理性は、合理的に考え、働く事が出来ない作用的存在であってその本質は変化しない。

ゆえに、人格教育の理念は、理性の発達ではなく、感性の人間化に置かなければならない。
理性的な知識や量ではなく、理性の思索的活動を通して得られる自覚の質が感性の感じ方を深め高め、
感性を人間的なものへと成長させるのである。

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